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教員内観

生徒を変えたかったら、教師が変わること(中学教員の自分探し)  

この研修所には夏休みともなると、学校教師が次々と内観研修に来ます。

 

その教師の多くは、担任した子どもの問題行動で悩んだり、生徒指導上の疑問を持って内観します。強い自我と動機づけをもつ教師は、人生経験も豊かなので内観で数々の知恵を得ていきます。  

 


ある20代後半の女性の教師は、問題行動を持った生徒を担任して悩み、内地留学までしました。ところがその悩みを転じて、自分の生き方まで変えることになってしまいました。 以下の手記は、ある「内観の集い」で体験発表した内容をまとめたものです。

 

 

……………………………………………


私は現在、大学院で内地留学というかたちで生徒指導の勉強をしています。 閉じこもりの女子生徒との出会いが、私の運命を変えてくれました。

 

彼女は、隣のクラスの生徒だったのですが家族と私しか会えない状態でした。 彼女の家族、そして学校側からも私に期待がかかり、次第に負担になってきました。 私は教員時代、生徒とよい関係であると天狗になっていたので、 次年度、彼女の担任になったとたん彼女に拒否され、非常にショックでした。

 


大学院で勉強をして、いかに彼女を受け入れてあげられなかったか、 受け入れられる自分でなかったか悔やまれます。 たとえば、心配しているクラスメイトの手紙を預かってきて私が彼女に渡すと、 彼女は返事を書くと約束をしてくれました。

 


それで私は喜んだのですが、次の週、行ってみると書いてない…… 。 私は、口には出しませんがすごくガッカリするわけです。 彼女は、本当はものすごくわがままなのではないかとも思ってしまいました。

 


私は、大学の教授に「どうしたら、いろんなことを受け入れられる人間になれるのですか」 と質問したら、「まず、自分を受け入れることです」と答えられました。 そのひとつの方法として、内観を知り体験しました。

 


内観は、屏風の中に入って一時間もしないうちに、じっとしているのが辛くて帰りたくなりました。 面接者に「辛い」と言っても、取り合ってくれません。

 

内観のテーマのひとつ嘘と盗み≠調べていて、うじ虫が自分の中にいるように感じました。 面接者に言うと、否定して欲しいのに「それでも生かされているのですね」と、 言われ落ち込みました。

 

しかし、それによって自分の見たくない姿をハッキリ見たのだと思います。

 


また、「校長と喧嘩をして、母を心配させました」と返答すると、 面接者は「そのような攻撃ばかりしていたら、 人間関係を悪くしませんか」と、 本当のことをズバズバ言われ、 ようやく自分自身と直面しなければ自分の問題が解決しないだろうと考えはじめました。

 


4.5日目から、やっとまともな内観になってきす。 夕暮れ時でした。夕食時、「こうげん病」という病に冒された人の内観テープを聞き、 生と死≠ノついて考えさせられました。 母に対しての2度目を調べていた時に、突然なぜ、母は私の母として生を持っているのだろう≠ニ、 疑問が湧きました。

 


母は、周りの反対を押しきって私を産んで、貧しかったのに育ててくれました。 私は中学時代、母に反発して、深夜徘徊など悪いことを率先してやっていました。
母も教員だったので肩身の狭い思いをしたことでしょう。 辛い思いをさせました。


生徒指導 期待を押しつけることなく、待とう!!!

 

また、私が教師になってからは、ためていた出席簿のチェックを学期末に一緒にやってもらいました。自分の人生を振り返ってみると、私の気ままにやったことや、

 


怠けたことの後始末を全部母がやってくれました。 そんなことのために、母は私の母としての生を受けているのだろうかと思うと、 あまりにも母が可哀想でなりませんでした。

 

もっと、違う関係を持ちたいと…… 。母が私を生んで、つまり出会えて良かったと思ってもらえるような係わり合いをしたいと思いました。

 


変わって欲しかったら、自分が変わること。 関係を良くしたいと思ったら、自分が変わらなければならないと内観をとおして教えられました。

 


閉じこもっている少女とは、彼女のお母さんがたまに電話をしてくれて、かろうじて関係がつながっています。

 

今の私なら、彼女の未来を信じて待てる焦ることなく、自分の期待を押し付けることなく待てるのに、と思います。 苦しんでいる生徒に、私と出会えて良かったと言われるように、 まず自分が変わらなければならないと…… 。

 


先日、母と研修所を見学させてもらい、その後2人で旅行をしました。 母は、自分が一番幸せだったことは父と結婚できたことだと話してくれました。 その後、 「あなたがお腹に宿らなかったら結婚できなかった。生まれてくれてありがとう」 と、
言ってくれたのです。

 


中学時代、母と私は葛藤の中で生きてきました。 しかし、私が少し変わったら、母も変わってくれるのですね。 実感として、母に感謝しております。

 

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職場の先生方との人間関係の問題と『決まり』について

ある小学校の先生(30代 男性)が、集中内観の後、毎日、 電子メールで内観便りを送ってくれました。 その中で職場の先生方との人間関係の問題と『決まり』について内観後まとめられた一説を掲載します。

 


集中内観の6日目、職場の先生方に対する自分のことを調べました。 それで分かったことは、「一生懸命話しを聞いて、相手の心を受けとめる」 という基本的な事がぼくには欠けていたと言うことでした。

 

芽生えたある疑問 さて学校には、さまざまな決まりがあります。 大切な決まりばかりならいいのですが、 ぼくには、どうでも良いような決まりもたくさんあるような気がしてなりません。 それも含めて聞いていかなくてはならないのかと、次第に疑問に思い始めました。

 


そういう点を、どう考えたらよいか? 面接のおり、長島先生に聞いてみました。
「先生方のご意見を受け止めることが大切だ、ということはわかりました。 しかし、そうすることで、ぼくと子どもたちの関係が悪くなるということも考えられます。

 


その点を、どう考えればよいでしょうか?」 疑問に対して長島先生のこたえ
「では、今度は、恩師に対する自分について調べていかれたら、いかがでしょう?」 その時ぼくは、「えっ?」と思いました。

 

ぼくとしてはストレートにその解決法を教えて下さるんじゃないかと思っていたのです。 しかし、あくまでも「内観によって、答えを自分で見つけてくださいといった返答でした。


小学校1年生の時
ぼくは好き嫌いが激しく、食べるのも遅かったので、 大変迷惑をかけただろうなあと考えているうちに、先生のこんなお話を思い出したのです。「先生にも実は嫌いなものがありました。 何だと思いますか?それは、チーズです。先生が初めてチーズを食べたとき、 まるで石鹸みたいな味だと思いました。 こんなもの人間の食べるものかと思いました。 ある日、チーズを人からたくさんいただきました。

 


捨てるわけにはいきません。そこで、少しづつ食べる練習をしていきました。
最初は小指ぐらいの大きさから始めて、それを毎日少しずつ大きくしていきました。 すると、だんだん食べられるようになったのです。 今ではチーズを平気で食べられるようになりました。 皆さんも練習していけば、嫌いなものでも食べられるようになるんですよ。」 この話はよく覚えています。

 

その時の先生の表情やしぐさまで目に浮かぶと同時に、 ぼくの心に響き、好き嫌いを「何とかしよう」と思った記憶があります。

 


小学校3年生の時
 
新採の女の先生でした。この先生のことは、本当に申し訳ないのですが、あまり覚えていません。 しかし、一つだけ忘れられない言葉があります。 全員で掃除をしているときでした。 机がすべて後ろに下げられ、バケツが用意されています。

 


そんな教室で先生が、ぼくの両肩をつかまれ、こう言いました。 「あんたは、根性がまがっとる」 なぜ、そんな事を言われたのかまったく思い出せず言葉だけが強烈にぼくの記憶の中に残り、 反発する気持ちも思い出されました。

 


ぼくは同じような事を、担任する子どもたちにしたくはありません。 (逆に、反面教師として、大変良い経験であったなあと、思いますが― ) これらの事からわかった事、 それは、 「長い目で見て、その子にとって必要だろうと思う事は注意した方がよいのではないか」 という事です。

 

その時はわからなくても、年をとってから分かるということもあります。 しかし、その時に大切にしなくてはならないことがあります。

 


それは、「注意の仕方」です。 ポイントは、「その子が納得するかどうか」だと思います。 そのためには、一年生の先生がされたように上手にお話をすることが大切だろうし、 他にも我慢と愛情が必要なのでしょう。


教員 生徒に必要なことは?

 

また、これらのことを逆に考えると見えてくるものがあります。 それは、「長い目で見て、子どもたちにとって、どうでもよいような決まりは、 特に厳しく注意しなくても良いのではないか」という事です。 (たとえば、学校の中だけでしか通用しないような決まりで、一般社会から見ると変な決まり) 過激な意見ですが、そう思うのです。

 

大事な決まりではないけど、立場上、 言わなければならないこともよくあります。

 


そんな場合は、事務的に注意したり、事情を正直に話してお願いしてみたり、 あるいは自分の胸の内にしまったりする。 子どもたちに納得させることができないなら黙っていてもいいんじゃないかと思います。

 


ある先生は、「立場上注意しなければならないとき、自分の目が宙を泳ぐのがわかる」 という話しをされていました。 これは大切な能力の一つではないかと思います。 それを見て、子どもたちは、「あー、先生は仕方なく言っているんだな」と分かってくれるからです。

 

さらに、決まりそのものを職員で、再検討するというのも一つの選択肢だと思います。 こんな風に考えると、先生方からいろいろ言われたとしても、幾つもの選択肢が生まれます。

 

 

今までのぼくは、言われたからには解決せねばならない。 という一つの選択肢しか見えず気が重くなっていました。 しかし、「解決する」というのはいくつかの選択肢の中の一つであるわけです。

 

「大切なのは解決することではなく、あくまでも相手の心を受け止める事だ」 という答えは、ぼくにとって腑に落ちる大発見でした。

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