北陸内観研修所
富山の自然でゆったり 1万人以上が内観体験
over 10,000 people

富山の自然でゆったり
1万人以上が内観体験

北陸内観研修所は、内観原法を継続するために開設した内観専門の研修所です。1万人以上の内観研修実績があります。

現在は、企業の社員研修としての利用も多く、内観での実績をいかして、新たに働く人を対象とした、会社訪問型のストレスケアセンターを設けました。有資格人員も加え、精力的に活動をしています。

内観は人種や宗教などあらゆる境界をこえて利用されています。 「世界中の人が内観によって救われて欲しい」内観の創始者吉本伊信はこのような願いをもって普及していきました。これを弊所の理念としております。

弊所の特色である一人一人に即した援助によって、身体的・精神的・社会的に良好な状態になって生かされている喜びを感じるようにお手伝いいたします。

History

内観の歴史と
北陸内観研修所

「身調べ」から考案された自己観察法『内観』

「身調べ」から考案された
自己観察法『内観』

内観法は、創始者、吉本伊信が「身調べ」という精神修養法をもとに考案した、自己の内面を観察する方法です。一般社会での自己啓発や悩みの解決法として、心身医学領域での心理療法として、また企業研修や学校教育、矯正教育など幅広い分野に活用されています。 「身調べ」はもともと浄土真宗の一派に伝わる精神修養法でした。吉本はその方法から宗教色を排除して、広く誰にでもできるように簡便化を図りました。

現在の形へ「内観三項目」から内面を観察

現在の形へ
「内観三項目」から内面を観察

そして、1968年には、母親などの近親者に対しての自分を、内観三項目(「お世話になったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」)から「内面を観察」する現在の形が確立されました。

「内観のために事業を」
全国に事業を拡大した
吉本伊信

Education & Business

内観法の優れた指導者
有能な社員を数多く育成

吉本は、内観法 (内観療法)を広める運動資金の調達のため、 昭和十二年、商売見習いとして入社します。その働きぶりは他人の三倍以上。その結果、商売は大繁盛しました。

吉本が中心となって働いた十年間。事業と内観普及で無理がたたったのか、結核と診断され長期入院を余儀なくされました。しかし、吉本のもとには内観により育てられた有能な社員のおかげで事業は拡張。日本全国に支店ができ、社員数も百八十名に達していました。

四年間の闘病生活でも事業は既に社員の手により大きく成長しつつありました。これを機に、商売の道を離れる決意をした吉本は、全国の支店を分離独立の形をとりました。

Foundation

「北陸内観研修所」の設立

「北陸内観研修所」の設立
吉本伊信から長島正博へ「北陸内観研修所」の設立

吉本伊信から長島正博へ
「北陸内観研修所」の設立

北陸内観研修所の初代所長の長島正博。「なぜ生きるのか」を求めつづけ、それに徹した人生でした。その答えは、癌を告知された時に分かったと言います。

二十代から、断食・断水・断眠で何度も内観し、二十四日間の断食内観にも挑戦。命がけで集中内観を繰り返しますが、悟れません。師吉本からは「あんたの内観は罪悪感だけで無常感の薫りが無さ過ぎる」と中断させられたこともありました。

その後、郷里の富山に戻り、北陸内観研修所を設立。充実した生活を送っていたある日、突然に膵臓癌で余命半年と告知されました。 死と向き合う気力も体力も充分にありました。 この時を待っていたかのような人生の流れがあり、この時、一生をかけた問いの回答を得ました。癌になったおかげで一念にあったので、癌を「南無癌菩薩」と崇めました。

長島正博の申していたことは、シンプルです。「千年後の人類にも、内観原法を残したい」、それだけでした。想いは繋がれていきます。

創始者から継承される「内観原法」

創始者から継承される
「内観原法」

内観の創始者、吉本伊信の長年の努力によって確立された「内観原法」は、吉本に直接師事した長島夫妻に受け継がれました。 そして、次の第三世代である貫井夫妻へと継承、 その想いは引き継がれています。

「内観原法」は、吉本の長年の努力によって 確立されたものです。 前所長と現所長の長島夫妻は、吉本にそれぞれ九年間と三年間の期間、直接師事しました。 師と共に暮らす年月の中で、内観原法の真髄に触れました。

Key points

「内観原法」
4つのポイント

① 7泊8日の内観研修日程

内観を深めるにあたり内観原法にそって“7 泊8 日の集中内観” を続けています。 本当の自分と対峙できるようになるには、それなりの時間が必要です。吉本も6 泊7 日間の内観研修所について、「最終日が内観の深まる一番大事な時期なのに、なぜ一日短くするのだろうか」と疑問視していました。

② 1日10回の内観面接

一分一秒を惜しんで集中内観できるように、 他の内観研修所よりも多い“1日10 回の面接” を実施しています。1日の面接回数は、それぞれの内観研修所によって異なります。吉本は「30分以上経ったら面接してもよい。そのほうが内観者は油断しなくてよい」と明言していました。そのために北陸内観研修所では、“1日10 回の面接” を遵守しています。

③ 内観する対象人物と順序

原則として「母親に対する自分」を調べることを 重視しています。原則として『母親』に対する自分を小学校低学年から年代順に3 ~ 5 年ごとに区切って調べ、『 母親」が終われば、次は『父親』、『パートナー』、『嘘と盗み』、そして2 回目の『母親』へと進みます。内観3 項目を調べる時の時間配分は〈世話になったこと〉に20%、〈して返したこと〉に20%、〈迷惑かけたこと〉に60%で、自分の“我執”を見つめることに重点を置きます。

④ 内観者各人に対機面接

個々の内観者と対話しながら、ご希望や目的・心身の調子に沿うように調整して集中内観を進めています。内観に訪れる人々の目的は、自己啓発・社員研修・職場復帰・心身の不調の改善など様々です。そのため、ただ単に「内観のやり方はこうだ」と押し付けたりはしません。「今は、このテーマをやりたくない」ということがあれば、別のテーマで進めてもらいます。また内観研修中に聞く参考になる音源は、面接者が選び、内観の進み具合を見計らって、それぞれ別の音源を聞いていただいています。

北陸内観研修所が
選ばれる理由

一人ひとりに寄りそう心理士

一人ひとりに寄りそう心理士

国家資格の「公認心理師」、民間資格の「臨床心理士」などの有資格者が、お一人おひとりに丁寧に対応いたします。はじめての方も安心して内観していただけます。

内観普及のために

内観普及のために

前所長の故長島正博と、現所長の長島美稚子は執筆や、テレビ番組などのメディア出演を通じて、内観の普及にも努めています。

メディア

「自分を見つめる」NHK
「内観面接者 長島正博」富山テレビ
「愛が見えるタイムトンネル」北日本放送
「拒過食症・新しい扉の向こうへ」テレビ東京
他多数

Staff

スタッフについて

所長 長島美稚子

所長 長島美稚子

【資格】
日本内観学会認定心理療法士・臨床心理士

【所属学会等】
日本内観学会・日本心理臨床学会・臨床心理学会

【略歴】
1980 年 大学の仏教学科卒業
1982 年 内観の創始者吉本伊信の奈良県大和郡山市で助手
1985 年 北陸内観研修所副所長
2011 年 前所長死去の後、所長に就任

【非常勤】
富山県公立中学校スクールカウンセラー、富山国際大学学生相談室カウンセラー、富山国際大学非常勤講師、私立高校スクールカウンセラー、富山市保健所非常勤相談員など

【講師】
富山県心の健康センター職場における心の健康出前講座講師、富山市保健所 ゲートキーパー養成研修講師、富山地域若者サポートステーション講師など

【著書・論文・執筆活動】
著書(共著)
『内観で〈自分〉と出会う』、春秋社、2001
『内観 -こころは劇的に変えられる-』、法研、1997
『内観療法』、ミネルヴァ書房、2007
『長島正博遺稿集「なぜ生きるのか」を求めて』、富山、2013

その他(エッセイ)
北日本新聞よろずご指南 生き方アドバイスの回答者

論文(共著)
1)「集中内観の効果(第1 報)-他者(面接者)の評価について-」、『内観研究8』;40-41、2001
2)「集中内観における中断者の特徴―アンケート調査対象者における検討―」、『内観医学6』、2005
3)「中断者を減少するための一工夫」『内観研究8』;73-79、2006
4)「集中内観体験前・後の愛着スタイル別に見た内観の効果」『内観研究16』
その他、現在も「内観の効果」を研究し、随時、研究論文を提出

論文(単著)
1) 少年犯罪・非行の精神療法 -内観によるアプローチ-、精神療法34-2、2008
2) 南無癌大菩薩、日本内観医学会13 2011

貫井 信恵(ぬくい のぶえ)

貫井 信恵(ぬくい のぶえ)

【資格】
公認心理師・臨床心理士・キャリアコンサルタント

【経歴】
北陸内観研修所 面接者
医療法人社団博啓会 心療内科・精神科 アイ・クリニック
富山産業保健総合支援センター メンタルヘルス促進員
富山地域若者サポートステーション カウンセラー
企業のメンタルヘルス対策支援活動

【講演・執筆活動】
ゲートキーパー養成講座(富山市・砺波市) 富山市商工会議所 働く人のメンタルヘルスサ ポーター養成講座 富山市保健所 こころの健康づくり講座 富山市保健所 うつ病家族教室 富山市保健所 精神障碍者家族相談員研修会 富山県医師会 産業医研修 とやまcocolo 会 こころのサポーター養成講 座 富山県労働基準協会 とやま労基 日本内観学会

【主な企業研修実績】
新入社員向けメンタルヘルス研修 一般社員向けセルフケア研修 管理監督者向けラインケア研修 管理監督者向けメンタルヘルス不調者の職場復 帰支援研修 ストレスチェック集団分析を活用した職場環境 改善研修 より良い人間関係を築くためのコミュニケー ション研修 ハラスメント防止研修

TEL 076-483-0715
9:00〜18:00 (不定休)