北陸内観研修所

うつ・不安・依存

うつ病と診断された男性の内観~復職に向けて~

復職したうつ病と診断された男性

集中内観を体験された方の声をご紹介致します。

うつ病と診断された男性が、復職に向けて集中内観を体験されました。
なぜうつ病になったのか?これからどう生きていくのか?そのような想いが綴られた感想文を早速拝読してみましょう!


集中内観研修後の感想文

私は知人の勧めで集中内観を受けさせていただきました。

一年ほど前に医師からうつ病と診断されました。会社を一年間休ませていただきましたが、復職後も思う様に仕事が手につかず、自分自身もどうしてよいのか迷っておりました。

1週間の集中内観を終えた感想としては、自分は一人ではないという事を心から認識しました。これまで私は何か物事を決めたり、悩んでいる時、誰にも相談せず、一人で抱え込み、考え、解決しない時は、アルコールや、薬物等、一時の快楽に逃げてしまっておりました。

これまでは、自分に関わっていた人間が私をうつ病にしたのだと思っておりましたが、病気になった原因は、内観をして誰にも悩みを打ち明けられず、
問題から逃げる事によって積み重なったストレスが私自身をこわしてしまったのだと気付きました。

内観をしている際、過去の両親に対する忘れていた記憶がふとよみがえってきた時、私はパニックになってしまいました。

本当にどうしてよいのかわからなくなりました。手の届くところにアルコールや薬物があれば、それらにまた逃げてしまっていたかもしれません。ですが、私はこの時に自分の頭の中の思い全てを長島先生に打ち明けることができました。するとそれまで爆発しそうだった頭の中が少しずつ静かになっていく感覚に気付きました。

今まで悩んでいた事が何だったのかというくらい、気持ちが楽になりました。人に相談する事はこういう事なんだと初めてわかりました。私には、私を思ってくれる、心配してくれる家族が、ずっといたのに、一度も相談して悩みを打ち明ける事をせずに生きてきてしまったのだと気付きました。

これからは困った事があれば家族や友人に悩みを打ち明け、自分自身をうまく解放しながらいずれは相談される、人の心を受け入れられる、人間になりたい。そのような生き方をしていきたいと強く思いました。本当にありがとうございました。

 

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