北陸内観研修所

いきいきと働きたい

「パワハラ上司」と認めて改善する

パワハラ上司の根源に気付くと癒される

社員研修の目的で来所された30代男性の感想文です。上司として、自身のパワハラの原点に気付きました。なぜ、怒鳴ってしまうのか?それを理解することは改善の過程になります。内観をし、子ども時代に父親の暴力を受け、現在は自分が部下に言葉の暴力をしていると認めました。父の暴力は強いストレスがあったからだと理解すると、負の世代間連鎖が軽減しました。


集中内観研修後の感想文

社員研修の一環として伺いました。行くまではどちらかと言えば受け身の姿勢で、後付けで「人生の折り返し地点で良い振り返りにしたい」とか「最近空回りが多いから状況を改善したい」とか理由をつけて入所しました。

なぜ折角立派な立山連峰の景色が見えるのに、屏風の中に入るのだろうと半信半疑になりながら、3日目ぐらいまでは今までの人生を振り返る作業に終始していました。転機があったのは4日目。「嘘と盗」の面接中、ふと今までの人生で自分はおぞましいことをしてきたことに気づきました。

「上司たる者、罵倒してナンボ」とかなりうぬぼれていたことに気づきました。それは5日目6日目に父の内観をしているときに、幼い時の自分に対する暴力が関係していると気づいた時は、ハッとしました。

その当時の父の年齢は、現在の私とほぼ同じ。多くのストレスの中にあったと思います。そう思った瞬間は涙をこらえきれませんでした。屏風があって本当に助かりました。

両親はもちろんのこと、かつての恋人や会社に対しても感謝の気持ちが足りていなかったと気付かされました。今までの「ありがとう」は上辺だけ。でもこのことを知った以上は、気持ちを込めて感謝の言葉を送れます。時間がかかりましたが気づかせていただいたことに感謝致します。

入所する前、母にメールをしました。母からは「綺麗な立山連峰を目に焼き付けて」と一言返信をいただきました。この研修のおかげで立山連峰が感謝の意が込められた綺麗な山脈になりました。引き続き日常内観を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

 

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