北陸内観研修所

自分を変えたい

子供時代の非行要因をみいだして信頼感を増す

「誰かが自身を愛しくれた事実」は心の温もり

今回の内観体験者は、会社の社員研修として内観に来られた青年です。精神的に成長するために、上司が内観を勧めました。

内観は、通常、まずお母さんに対する自分を調べてから次にお父さんというふうに、親に対しての自分を調べます。「お母さんや、お父さんがいない人はどうするの?」と質問されることがあります。

今回の彼は、祖父・母に育てられました。親だけではなく、誰かに愛されたと実感することが大切なのだと、彼に教えてもらいました。内観の音源の一つに「裏町人生」があります。時代の古い音源ですが、彼に感動を与えました。研修が終わったときさわかやな表情をされていました。


集中内観研修後の感想文

今回、一週間の集中内観をして僕は人に対する心を見直すことができました。特に祖父母の愛情と温もりを感じることができました。

僕は、小学校6年生の時に、最愛の母親を亡くしました。それから中学校に入りまして、不良仲間と付き合い、暴行、飲酒、窃盗と罪を重ねてきました。この当時を想い返すと、どれだけ自分が世間様にご迷惑をかけてきたか、この内観で知ることができました。

そして、僕を今日まで支えてくだっさった親・兄弟・親戚そしてその頃関わった皆様、本当に迷惑をかけました。親の愛情を知りながら非行に走ってしまったこと、非常に申し訳ないと思っています。

最後になりますが、僕は虫けらのような人間でしたが、今日から心を入れ替え世間様のお役に立てるように頑張っていきます。そして親にも感謝の気持ちを忘れずに生きていきたいと思います。

一週間という短い期間ではありましたが、「人間様ありがとうございます」という気持ちを忘れずに生きていきます。どうもありがとうございました。

 

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