
会社の社員研修で集中内観に来られた40代男性の感想文です。
2度目の集中内観で、ノートに記録した分析的な内観から離れ、日々の小さな出来事に目を向ける大切さと、自身の思考の癖に気づくことができました。
自分自身の問題点とそのルーツを見つめるために
今回、二度目の集中内観をさせていただきました。一度目とは違い、今回は「自分自身の問題点を洗い出し、そのルーツを一つ一つ紐解いていこう」というのが目的でした。そのため、内観初日から「自分の悪い点はどんなところだろう」と考え、書き出し、分析していったのですが、前回より集中しているつもりが、どこか集中しきれず、紙面上で冷静に分析だけをしてしまっておりました。それは最終日まで続き、三度目の父への内観をしている時に、長島所長に指摘されました。
「ノートなしでやってみてはどうか?」という気づき
「そろそろノートなしでやってみてはどうか?」という長島所長の言葉で、自分が“報告用のノート”を作り上げてしまっていることに気付きました。そこからノート無しでの内観を始めたところ、細々した内容までが出てきて、自分自身が大きな出来事ばかりにとらわれてしまい、日々の小さな出来事に目が行っていなかったこと、人に報告するのは大きな事だけで、小さな事というのは話のつなぎ程度に扱っていたことに気付かされました。
小さな気づきの積み重ねが大きな変化に
ただ、ノートを取っていたこと自体は、そこに自分の思考パターンなどが書かれているので、これを毎日見直すことができ、今後の日常内観に生かしていこうと思っております。今回の内観でクリアになったことは、自分自身の癖の本当に一部だけだと思うので、今後も内観を続けていけたらと思います。
感謝の気持ちと新たな気づき
一週間、本当にありがとうございました。なお、私が集中できていない時間帯に屏風内に入りましたところ、より集中することができましたので、あわせてご報告させていただきます。